骨盤に歪みがあるとどんな症状がでるの?

骨盤の歪みがおこると健康には良くないといわれていますが具体的にはどんな症状がでるのか、そもそもその症状が骨盤の歪みからきているものなのかわからない人も多いのではないでしょうか。骨盤の歪みが原因となっている場合、病院にいってもその原因がはっきりしないことが多く症状が長引いてしまう場合もあるのです。だれだって不調などなく、いつだって健康な体でいたいものですよね。骨盤の歪みによる体の不調や、不調がでてきてしまった時の対策方法など詳しく説明します。あなたのつらい症状も骨盤の歪みが原因となっているかもしれません。

骨盤の歪みの種類によって症状には違いがあるの?

骨盤の歪みの原因となるのは日々の習慣や癖によるものが多く、ほとんどの人が無意識のうちに骨盤の歪みを作り出しています。この骨盤の歪みとひとまとめにしていますが実は種類があります。骨盤のねじれによるもの、骨盤が前後に傾くことでおきるもの、骨盤が開いてしまうものなどこれらの状態をすべてまとめて骨盤の歪みと呼んでいます。

実は自分の骨盤の歪みがどのタイプに分類するのかわかっていない人も多く、まずは自分の骨盤について正しく理解することも大切になります。

《ねじれ》

骨盤のねじれがある人は下半身太りの症状がでやすく、お尻や腰回りなどに脂肪がつきやすい特徴があります。主に横座りや脚を組むなどの左右のいずれかに重心をかけてしまう・ねじってしまう癖や習慣が多い人におこりやすい骨盤の歪みになります。

《傾き》

骨盤の傾きは前後のどちらの向きにおきているかによって骨盤の歪みの症状も変わりますが、下っ腹がでている人に多く、内臓が下がっていたり肩こりや腰痛などの症状がでやすい骨盤の歪みタイプになります。カバンを片手で肩にかけてもっている人や、片方の口で食事を噛むことが多い人など習慣が骨盤の歪みに繋がっています。前に骨盤の歪みがある人は、腰が反り気味の人が多く、女性の場婦人科系のトラブルをかかえている人が多い傾向にあります。逆に後ろに骨盤の歪みがある場合は猫背になりやすく、血行不良がおこりやすくなります。

《開き》

で産後におこるタイプになります。出産時にホルモンバランスによって骨盤の開きがありそのままにしてしまった人や、骨盤の不調をそのまま放置してしまったなどの原因が考えられます。体の内蔵や消化器などに不調をおこすこともありさまざまな不調の原因になります。脚のO脚・X脚などの見た目にも影響するので、産後に骨盤を正しい位置に戻すことはとても重要なことになるのです。

この3種類が骨盤の歪みになります。どれもできるだけおこって欲しくないものばかりですよね。次は骨盤の歪みによってどのような症状がでるのか詳しく説明します。

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骨盤の歪みが原因となる体の内部の症状は?

骨盤の歪みだけがすべての原因になっている訳ではありませんが、多くの人が不調を訴える症状には同じようなものが多いといわれています。

骨盤と関係ないと思われがちな症状を自己判断でそのままにしてしまうと、大変なことになりますので思い当たるものがある人は早めに骨盤の歪みを解消しましょう。

(1)むくみ・冷え性

むくみや冷え性などの女性特有の症状も骨盤の歪みが原因でおこる症状の一つになります。

季節に関係なく指先や足先が冷えてしまう人はいませんか?一時的に血流を改善するお薬を飲んだところで根本的な解決ができないと何度でも繰り返します。

骨盤の歪みがあることで体のバランスが悪くなってしまい、血流の流れを妨げてしまったり代謝を下げる原因となります。代謝が下がるといつも通りの生活をしていても太りやすくなることや、ダイエットをしても効果を発揮しないなどの症状に悩むようになります。

一般的に年齢とともに代謝は下がるといわれていますが、同じ運動をしていても脂肪燃焼効果に大きな違いがあり年齢を重ねたことで痩せにくくなったと勘違いしてしまう場合が多いのです。

(2)肩こり・腰痛

肩こりや腰痛なども骨盤の歪みが原因となっていることがあります。

一時的なものであればお風呂に入ったり、軽いストレッチやマッサージを行うことで症状が改善される場合もありますが、慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる場合、骨盤の歪みが原因となっているかもしれません。こういった症状は大抵の人が日々のストレスや疲れなどが原因となっていると考えるので、休日ゆっくり休んでいれば治ると思いそのままにしてしまうのです。

骨盤の歪みがあることで筋力が低下し血流の流れを滞らせてしまいます。血流の滞りは体の不調の原因となるだけでなく、血液をドロドロにするなど体には何もいい影響は与えません。

(3)便秘

骨盤の歪みが後傾にあることで、股関節を圧迫してしまい内蔵に負担がかかります。

内臓が本来の力を発揮できなくなると、体の老廃物を溜め込んでしまいその結果便秘になってしまいます。便秘が悪化すると腸内の悪玉菌が増えてしまい、腸内環境の悪化を引き起こし免疫力の低下などさらに体のさまざまな場所に不調をおこす原因となります。

(4)自律神経

自律神経は人間の呼吸や代謝。消化などの大切な役割を担っている部分になり、背骨の中を通っている神経になります。骨盤の歪みがおこることで背骨にも影響を与え自律神経のバランスが悪くなってしまいます。自律神経が乱れるとちょっとしたことで不安定になったり、精神的に安定できなくなります。自立神経失調症もその一つになり、骨盤の歪みが影響しておきてしまうことも十分に考えられるのです。

(5)女性特有の悩み

骨盤の歪みがあると女性特有の悩みでおこる症状の原因となります。重い生理痛や生理不順、卵巣機能の衰え、不妊症なども実は骨盤に原因がある場合も。ホルモンバランスの乱れにも繋がりますので女性にとって骨盤の歪みがとても怖いものであるのを実感しましょう。

体の内部では骨盤の歪みがおこることでこのような不調がおき、私たちの生活に支障をきたします。どれも骨盤の歪みだけでなく原因が多数考えられるものばかりなので気付けない場合が多いのです。

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