身長を伸ばす為にできる具体的なポイントは?

身長を伸ばす方法は誰もが知りたいことですよね。今成長期を迎えている中学生や高校生はもちろん、そのご両親や大人になってから身長が伸びずにコンプレックスを抱えている人など、身長に関するお悩みはどの世代にとってもつきものです。

なかには身長が高すぎることで悩んでいる人もいるようですが、大抵は「あと3cm身長が高ければ…」「180cmは欲しかった」などの今の身長に満足できずに悩んでいる人でしょう。

身長を伸ばしたいと思ったからこそ、このサイトに辿り着いたはずですしどうにかしたいと思ったから調べているはずです。そんな身長にコンプレックスを抱えているあなたに、身長を伸ばす為のポイントについて説明します。

身長を伸ばすためのポイント

ここ数十年で比較しても男性・女性問わずに平均身長は確実に伸びています。日本人とは思えないほどのすらっと身長が高い人も増えましたよね。

それだけ栄養が豊富になり遺伝子的にも身長が高くなるなど、身長を伸ばす要因が増えていることになります。本来身長は遺伝的な要因が大きいとも言われていましたが、実際は後天的な要因も大きく影響していると言われています。

身長を伸ばす鍵を握っているのは主に「骨端線」と呼ばれる軟骨部分なのはご存知でしょうか。身長についてコンプレックスに感じたり、医師的な治療を受けたことがある人なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、多くの人は初耳だと思います。

骨の両端についている軟骨部分で骨と骨をつなぎ合わせているものです。子供のうちは骨同士がバラバラになっているので大人よりも骨がもろく骨折などが起きやすいと言われていますが、骨端線が増殖することによって、1本の大きく太い頑丈な骨に変わっていきます。

成長期を過ぎると軟骨がすべて大人の骨に変化するので骨端線はなくなると言われています。なかには例外的に大人になってから身長が伸びる場合もありますが、骨端線が残っている人というのも存在します。

自分に骨端線が残っているかどうかはレントゲンなどで調べることができます。この骨端線の増殖を行うのが成長期に分泌される「成長ホルモン」というわけです。

なかにはこの成長ホルモンの分泌が正しく行われないことで、成長期に入っても身長が伸びず悩んでしまうこともあります。

身長を伸ばすのは中学生まで?

成長期と呼ばれるのが多少の個人差はあるものの中学生の時期に当たります。この時期は男性・女性ともに大きな変化が起きる時期でもありますね。

女性の方が成長期の時期が早い場合が多いので一時的に男性よりも身長が高くなる場合もありますが、中学生になる頃には男性の方が身長も高くなり一段と男らしくなります。成長期~思春期にかけて男性は25cm、女性は22cm身長が伸びるといわれています。

もちろん個人差がありますので身長が思うように伸びない子供もいます。中学生でなかなか身長が伸びないと悩んでいる人の場合は、もしかしたら日々の生活習慣に問題があるのかもしれません。

不規則だったり栄養バランスを考えない食事をしているなど、思い当たることはありませんか?

大人になってから身長を伸ばす方法は?

大人になってから身長は伸びないのか?気になりますよね。

子供の頃はそこまで気にしていなかった身長も大人になって就職を考えた時に身長制限がネックになる場合もありますし、好きになった彼女よりも身長が低いのが気になってしまい少しでも身長が高くなりたいなど身長に関する悩みは大人だって例外ではありません。

大人になってから身長を伸ばす方法にはこんなものがあります。

(1)体の歪みを正す

猫背気味の人やO脚など体の歪みがある人はその歪みを正すだけで身長が伸びる場合があります。左右の骨盤の位置がずれている、肩の位置が違うなど鏡を見た時に左右対称でないなと感じたことはありませんか。

日々の生活習慣や癖によって体の歪みが起きてしまうことは誰にでも可能性があります。歪みを正すとなかには5cmも身長が伸びた!なんて人もいるなど、いかに歪みが原因で身長が低くなってしまっているのかがわかりますね。

(2)体の縮みを正す

筋肉の収縮が起きることで体が固くなり縮みが起きてしまうことがあります。

日頃から体を伸ばしてあげること、伸びの運動を行うことで筋肉が緩やかに伸び、収縮性を出すことにも繋がります。縮みがあるだけで健康面や美容面にも決していい影響は与えません。

(3)手術

身長を医学的に伸ばす方法に「イリザロフ法」と「ISKD法」と呼ばれるものがあります。日本で行われているものはイリザロフ法ですが、骨の自然治癒力を利用した方法になり骨が損傷しても元に戻る再生力を使って身長を伸ばす方法です。

年齢制限があり35歳ぐらいまでしか骨の再生は難しいと言われています。また、手術後に日常生活に戻れるまでに個人差があり数ヶ月程度で戻れる場合と、なかには数年以上の治療を必要とする場合もあります。

本来の人間にとって自然な方法で行う訳ではありませんので、感染症などのリスクもありますし、伸ばせる身長には限度があります。なかには手術ができない人もいるなど、大人だからといって確実に受けられるものではありません。

身長を伸ばす生活習慣とは?

身長を伸ばす為に子供の時の生活習慣が鍵を握っています。成長期~思春期までで伸びる身長の上限は決まっていますので、それ以前にどのぐらいの身長があったのか?また身長を伸ばす生活習慣ができているのか?によっても将来の身長が決まるといえますね。

(1)食事

身長を伸ばす為に必要な栄養素はカルシウム・ビタミンD・ビタミンK・タンパク質です。もちろん他の栄養素もバランス良く摂取する必要がありますが、この栄養素なくして身長を伸ばすことはできません。

牛乳を飲むと身長が伸びるともいいますが、カルシウムは体にとどめておくことのできない栄養素です。その為毎日継続的に摂取する必要があります。またカルシウムには骨を強化する働きはあっても身長を伸ばす効果はありません。

日頃からお菓子や清涼飲料水などを中心とした生活をしているとリンの作用によってカルシウムが体内に吸収されなくなってしまいます。

(2)睡眠

良質な睡眠は身長を伸ばす鍵になります。ゴールデンタイムである夜10時~2時に寝ると成長ホルモンの分泌が良くなり身長を伸ばすことにも繋がります。

大人になって身長が高い人の多くは子供の頃、良く寝る子供だったといいます。ただ寝るだけではなく寝る時間にも注意が必要です。夜更かしが当たり前の生活をしてしまうと大人になってから身長に苦労することになりますよ。

(3)運動

適度な運動も身長を伸ばす鍵となります。成長ホルモンの分泌を促し、骨を強化してくれること、動くことで体の基盤づくりにもなりますので健康な体を手に入れることにも繋がります。

ハードな運動でなくても毎日定期的な運動を心掛けましょう。特に成長期に運動不足で肥満気味の子供は身長が伸びにくいとも言われていますので、脂肪の量にも気をつける必要があるのです。

身長を伸ばす為にできる具体的な方法についてご紹介しました。

身長がもっと高かったらいいのに…なんて悩むのではなく今すぐにでも実践できるものばかりですよね。身長は子供の頃の生活習慣が大きく影響しますので、食生活や睡眠・運動などの健康的な生活を心掛けるようにしましょう。身長を伸ばす為に大切なポイントです。