足が痛いを成長痛だから大丈夫と考えると危険!?
子供のあしの痛みについて、よく相談を受ける内容です。
カウンセリングであしが痛い箇所ありますか?
とか
過去にあしが痛くて、長い期間運動できなくなったことありますか?
と聞くと、あしが痛かったので、医者に行き、成長痛と診断され、休みながら運動してください、と言われました。
以降痛みと付き合いながら運動をし続け、全く治らず、剥離骨折、疲労骨折の診断を受けることになってしまいました。
このケースが非常に多いです。
子供の場合は、確かに成長痛が起こりますが、頻繁に同じ箇所に起きたり、期間が長い場合は、成長痛だけで片付けてはいけません。
油断すると恐ろしい、成長痛の怖さ
成長痛は、あなたが考えているよりも怖いものです。
理由は、成長痛とは、骨格の成長過程でなんとなく起こることよりも、運動により関節に負担をかけて起きることの方が重症化するからです。
例えば
- 走り方が悪くて、膝に負担のかかる頻度が多い
- 運動量が多すぎで、股関節に負担がかかっている
- つま先で無理やり動く癖で、足首を使い過ぎる
- 動きが悪いため、柔軟性が下がり、関節に負担がかかっている
お医者さんの診断は、だいたいコレ
医者に行けば、かなりの確率で、『そんなに身体が硬ければ痛くなるよね?』と言われて、身体を柔らかくしましょうとなります。
ただし身体が硬いが原因ではなく、動き方が悪いため、身体が硬くなった、ことを忘れてはいけません。
成長痛は、誰でも起きるわけではなく、運が悪いわけでもありません。
明確な理由があり、身体に負担の少ない動きができている子供はあまり重症化しません。
稀にアクシデントはありますが、慢性的な蓄積で起きるものが多く、スポーツに積極的に取り組んでいる子供は注意が必要です。
まとめ
運動と休養のバランスを考えて、あしを使い過ぎない身体を早いうちに目指しましょう。
幼児、小学生は、未来のあしを守るために、下記の分野に取り組みましょう。
- 身体の使い方を上手すること
- 身体の中心部分の強化
- 柔軟性の向上
- 身体が固まる前に緩める習慣をつける
中学生以上は、あしを使い過ぎないように、走ってばかりの運動を控え、上半身も鍛えましょう。