正しい姿勢に必要な筋肉は背筋?脊柱起立筋とは?

皆さんは脊柱起立筋という背中の筋肉を知っていますか?この筋肉は良い姿勢を維持するために必要不可欠な筋肉です。

当記事ではこの脊柱起立筋と姿勢の関連性、そして効果的な強化方法を詳しく解説していきます。

猫背矯正には背筋が不可欠?その理由とは?

正しい姿勢とは一体どんな姿勢なのでしょうか?正しい姿勢を維持する為には体中の様々な筋肉が連動して動いているという事を意識する必要があります。「猫背」の人の体形を思い浮かべて下さい。

横から見ると、頭部が前方に突き出ていて、背中が丸まっています。腹部もへこんだ状態になっていることが容易にイメージ出来ますね。猫背の人の筋肉の連動性を考えてみましょう。

上半身を地面に対して垂直に維持する為には、腹筋と背筋の両面から体を支える必要があります。その支えている腹筋と背筋は人間の「骨盤」によって支えられています。

筋肉のバランスは表裏一体です。筋肉の動きは反発しあう力によって、動いたり、姿勢を維持したりしています。

猫背の人が姿勢を維持できないのは、背筋よりも腹筋の筋力の方が高い為です。

腹筋と背筋の理想的な比率は3:7と言われています。腹筋3に対して背筋が7無いと猫背になりやすくなります。

しかし、日本人の多くは骨盤が後傾している骨格が多く、背中が丸くなる猫背になりやすい人種と言われています。

逆に欧米人の骨盤は前に傾いているため、反り腰になりやすいと言われています。

 

良い姿勢で使われている筋肉とは?

ダイエットやクビレを作る為に腹筋や体幹トレーニングなどを行うことは間違ったことではありません。

しかし、自分の普段の姿勢により、そのトレーニングメニューを変える必要は大いにあります。

普段猫背になっている人が、腹筋を中心にしたトレーニングメニューを行っているのであれば、間違った方法と言わざるを得ません。筋肉は負荷を与えられると「収縮」する働きを持っています。

普段から猫背の人の場合、背筋の筋力が衰えて、上半身が支えられなくなっていますから、腹筋のトレーニングを行ってしまっては、お腹の筋肉を収縮させることに繋がり、結果的に猫背を悪化させてしまいます。

逆に女性に多い「反り腰」の姿勢は、腹筋を強化した方が、正しい姿勢を維持することに繋がります。

反り腰になる原因の一つに「長時間のヒール靴の使用」があります。かかとが上がって、骨盤が前に傾く事によって起こる悪い姿勢です。反り腰はおしりを上げる効果はありますが、お腹がポッコリと出てしまう状態になってしまい、正常な姿勢とは言えません。腰にも負担をかけることになり、腰痛を起こしやすくしてしまいます。

これらの事から、正しい姿勢で使われている筋肉は「腹筋」、「背筋」、「骨盤の筋肉=体幹」と言えます。

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