「歩くと股関節が痛い人」が知っておくべき3のこと

普段なにげなく歩いているときに、股関節が痛いと感じたことはありませんか?

歩いているときだけでなく、軽い運動をしているときなどにも、股関節が痛いと感じたことのある方がいるかもしれません。

その中で特に、「歩くと股関節が痛い」という方向けに、3つの知っておくべきことをご紹介します。

この記事を読むことで、どのような原因があるか、股関節が痛いとどのような問題が起こるか、そして、どのように改善すれば良いかを知ることができます。

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「歩くと股関節が痛い人」が知っておくべき3のこと 原因編

まずは、歩くと股関節が痛いという方の原因について見ていきましょう。

股関節の痛みは、歩いているとき、座っているとき、寝ているときなど、姿勢や動きによって原因は異なります。

ここでは、「歩くと股関節が痛い」という方に絞って説明していきます。

バランスが崩れる

なぜ歩くと股関節が痛いのか。

一つ目に、股関節周りの筋肉が硬くなってしまい、正しい動きができなくなってしまうことがあげられます。

歩くと股関節が痛いと感じる方は、股関節周りに炎症が起こり、痛みを感じてしまうことがあります。炎症が起こってしまうのは、股関節周りの筋肉のバランスが崩れてしまうことが原因の一つです。

このバランスを整えることで、股関節の痛みを改善することができます。

オーバーユース

オーバーユースとは、いわゆる「使いすぎ」のことです。

筋肉は、使いすぎると炎症が起こってしまいます。普段あまり運動習慣のない方が、いきなり1時間や2時間続けて歩くと、股関節やその他の部位に痛みが出てしまう可能性があります。

これから運動を始めようという方は、最初は20分〜30分など、無理のない範囲で行いましょう。また、運動習慣のある方でも、無理な運動を毎日してしまうと、負担のかかっている部位に炎症が起こる可能性があるので注意しましょう。

環境

あまり大きく関わってきませんが、歩く環境も股関節の痛みに関係があります。

コンクリートで歩くか芝生で歩くかでは、股関節や膝にかかる負担は変わってきます。その他にも、体育館などの室内で歩く場合、陸上トラックで歩く場合など色々な環境があると思います。

コンクリートなどの硬い地面で歩いてしまうと、股関節や膝に負担がかかり、結果的に痛みに繋がってしまうケースがあります。もし、歩ける環境を選べるようでしたら、股関節や膝に負担がかからないようにする為に、コンクリートで歩くのは避けたいものです。

「歩くと股関節が痛い人」が知っておくべき3のこと 問題編

歩くと股関節が痛いという方は、どのような問題が起こるでしょうか。

ここでは4つの原因についてご紹介していきます。

普段の生活に支障をきたす

股関節は、普段の生活で頻繁に使う関節です。

股関節が痛いと感じたら、とても問題になるのが、普段の生活に支障が出てしまうことです。

寝ているとき、座っているときでも、股関節には少なからず負担がかかっています。その為、立っているとき、歩くときなどには特に負担がかかりやすくなります。普段の生活に支障が出ないようにする為、股関節の痛みは避けたいものです。

痛いのと反対側の股関節に負担がかかる

股関節に痛みが出てしまうと、自然と痛くない側に体重をかけてしまいます。すると、今まで痛くなかった側の脚に負担がかかってしまい、痛みが出てしまう可能性があります。

少しでも痛みが出てしまったら、早めに対処することが大切です。

股関節以外の部位に痛みが出る

股関節に痛みが出てしまうと、その他の部位にも痛みが出る可能性があります。

歩くと股関節が痛い人は、その痛い股関節をあまり動かさなくなります。その結果、腰や膝などに負担をかけて歩くようになってしまい、痛みが出てしまう可能性があります。

代謝が落ちる

股関節が痛い=股関節周りの筋肉を動かせないのです。その為、股関節周りの筋肉の代謝が低下してしまいます。

筋肉の代謝は、あまり動かしていないと代謝が低下していき、積極的に動かすと代謝は上昇していきます。代謝を上げてダイエットをしたい方は、股関節の痛みが出ないようにしたいものです。

また、歩くと股関節が痛い人は、痛くないときと比べて、行動範囲が狭くなってしまう可能性がある点で、運動量が減ってしまうという面でも、代謝の低下が考えられます。

「歩くと股関節が痛い人」が知っておくべき3のこと 改善編

歩くと股関節が痛い人は、どのように痛みを改善すれば良いでしょうか。

痛みの原因の一つとして、股関節周りの筋肉のバランスが低下していることがあげられます。その為、股関節周りの筋肉のバランスを整えることが、痛みの改善の為に必要です。

バランスを整えるには、ストレッチ、軽い運動などが必要になります。

ここでは、軽い運動のやり方を説明していきます。誰でも簡単にできるものですので、お気軽に行ってみてください。

もちろん、痛みを感じるようでしたら、安静にして、痛みが引くのを待つ必要がありますので注意しましょう。

つま先バイバイ運動

  1. 長座の体勢になります。長座とは、膝を伸ばし、背筋を伸ばした状態のことです。
  2. そこから、足でバイバイするような形で両脚のつま先を左右に振ります。
  3. 足の振動が膝を通して股関節まで伝わるのを感じられると良いです。
  4. 結果的に、股関節周りの筋肉の硬い箇所が改善され、バランスが整ってきます。
  5. 1セット10秒行い、それを3セットくらい行うと良いでしょう。
  6. 終わったあとに、立った状態から片脚ずつ上げ下げを繰り返してみましょう。
  7. 効果が出た方は、脚の上げやすさが変わっているのを感じられるでしょう。

もし、この動きで痛みが出てしまう場合は、自分の脚の付け根を両手で軽くつかみ、左右にブラブラ揺らします。このときに脚は完全に脱力した状態にしておくと、より効果的です。

この方法でも痛みが出てしまう場合には、この運動は行わないようにしましょう。必ず痛みがない状態で股関節を動かしましょう。

行うタイミングは、お風呂上がりや、少し体を動かした後など、筋肉が温まっている状態が好ましいです。

可能であれば、毎日継続して行うようにしましょう。

【まとめ】「歩くと股関節が痛い人」が知っておくべき3のこと

この記事では、歩くと股関節が痛いと感じる人を3つの項目に分けて見ていきました。

歩くと股関節が痛いと感じた場合には、自己判断で無理に運動をせず、必ず安静にするか医師の診断を受けるようにしましょう。

そこから、今後改善していく為に何をしていけば良いのかを明確にし、改善に向けて進んでいきましょう。

今回ご紹介した、「歩くと股関節が痛い人」の原因、問題、改善を再確認し、股関節の痛みのない生活を目指しましょう。