股関節の違和感の原因と改善方法
日々の生活の中で、股関節の違和感を感じている方は少なくありません。
しかし、股関節の違和感を感じたからといって、ストレッチをしたり、あるいは病院で受診するなど、改善の為に行動をするという方が少ないのも現状です。
違和感から痛みに変わり、日常生活に支障が出た時点で、ようやく改善の為に行動をするという方がほとんどです。
この記事では、股関節の違和感がある方に向けて、その原因と改善方法についてご紹介していきます。
股関節の違和感とは
そもそも股関節の違和感とは何でしょうか。
ここでいう股関節の違和感とは、「動かしにくい」や「引っかかる感じがする」など、痛みとまではいかないが、正常ではない状態のことです。
そして、今あなたが股関節の違和感を感じていたとしたら、それは体に何かしらの異常があるということです。
そのままにしておいて問題ないか
股関節の違和感を感じた方でも、「また痛くないから大丈夫だろう」と思ってそのままにしている方も少なくないと思います。
はたして、痛みではないからといってそのままにしておいて大丈夫なのでしょうか。
繰り返しになりますが、股関節に違和感がある時点で、何かしらの異常があります。
その為、放置せず、何かしらの対処をすることが必要になります。
期間によって判断する
先程、股関節の違和感があった場合には、何かしらの対処が必要になるとお伝えしました。
ただ、一口に違和感といっても、1年前からずっと続いているものなのか、1日前からのものなのかで変わってきます。
1年前からずっと続いているものの場合、もちろん何かしらの対処が必要です。
1日前に股関節の違和感を感じた場合には、数日様子を見てみて判断するのも良いと思います。
不安な方は違和感を感じてからすぐに対処するようにしましょう。
関連記事:症状別にみる、股関節の痛みの原因と問題
股関節の違和感の原因
股関節は、骨盤と大腿骨により形成されています。
そして、大腿骨の大腿骨頭といわれる球状の部分と、骨盤が繋がっています。
球状の為、脚を「上げる」「後ろに蹴る」「横にあげる」「ひねる」など、比較的動かせる方向が多いです。
動かせる方向が多いということは、それだけ負担もかかりやすいということになります。
また、体幹と下半身の繋いでいる橋のような役割をしており、そのような面でも負担のかかりやすい関節と言えます。
では、具体的に股関節の違和感は、どのような原因が考えれるでしょうか。
具体的な違和感の原因
主な違和感の原因となるのは、筋バランスの低下です。
股関節は動かせる方向が多い為とお伝えしましたが、動かせる方向が多い分、股関節周辺の筋肉も多くなっています。
その為、それらの筋肉がバランス良く働くというのはなかなか難しいことで、どこかしらが硬くなってしまったりしてバランスが崩れていきます。
結果的に、股関節が正しい位置ではなくなることで、「動かしにくい」や「引っかかる感じがする」などの違和感を感じてしまいます。
股関節の違和感を感じたらどうすればいいか
長期的に股関節の違和感を感じて、何か対処をしようとお考えの方は、やはり一度病院へ行き、医師の診察を受けることがベストです。
放置しておくことで悪化する可能性もありますし、すでに何かの疾患になっている可能性もあります。
しかし、「病院へ行っている暇はない」という方もいるかと思います。
そのような方向けに、股関節の違和感を改善するストレッチをご紹介します。
股関節の違和感改善ストレッチ
股関節は動かせる方向が多い為、負担がかかりやすいとお伝えしました。
スポーツをやっている方や、フィットネスクラブに通っている方などは、普段から色々な股関節の動きをする習慣があるかもしれません。
しかし、普段からあまり運動習慣のない方は、主に歩いているときや階段を上るときなどに脚を上げる「股関節の屈曲」という動きが多くなってきます。
そして、股関節の屈曲で使う「腸腰筋」という筋肉が硬くなることで、「動かしにくい」や「引っかかる感じがする」などの違和感に繋がります。
逆に、腸腰筋のストレッチを行うことで、股関節の違和感の予防・改善に繋がります。
腸腰筋のストレッチ方法
それでは、腸腰筋のストレッチ方法をお伝えしていきます。
- まず、片膝を90度にして立て、もう片方の脚は後ろに伸ばします。
- そこから体重を前方のほうにかけていき、後ろに伸ばした側の腸腰筋が気持ちよく伸びるのを感じましょう。
このストレッチは3セットから5セットほど繰り返し行いましょう。
まとめ
股関節の「痛み」まではいかないけど「違和感」を感じるという方向けに、原因と改善方法をご紹介していきました。
ここでは、あくまでも病院に行く時間がないという方向けの内容になります。
時間に余裕がある方は、股関節の違和感を感じたら、なるべく早く病院に行き、医師の診察を受けるようにしましょう。
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