股関節の痛みの原因とは

普段の生活の中で、ふとしたときに股関節に痛みを感じた経験はあるでしょうか。

特にスポーツをされている方は、頻繁に股関節を動かすので痛みを感じた経験のある方が多いかもしれません。

股関節は、骨盤と大腿骨で形成されており、上半身と下半身を繋ぐ大事な関節です。

この記事では、なぜ股関節の痛みが出てしまうのかという原因について、ご紹介していきます。

股関節の構造

先程もふれたように、股関節は上半身と下半身を繋ぐ大事な関節です。

骨盤の臼蓋という部分と、大腿骨の上部にある大腿骨頭という部分で形成されています。

股関節は球関節という動きの自由度の高い関節です。

動きの自由度が高い反面、負担がかかりやすい為、股関節周辺には筋肉や腱で全体が覆われています。

股関節の動きは、屈曲、伸展、内転、内転、内旋、外旋という6つの動きがあります。

脚の前後の上げ下げ、左右の上げ下げ、左右への回転させる動作です。

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痛みの原因とは

そもそも、なぜ痛みを感じるのでしょうか。

股関節に限った話ではなく、人間がなぜ痛みを感じるかについてみていきましょう。

ここでは、3つご紹介します。

炎症による痛み

怪我をしたときによる痛みです。また、火傷をしたときも含みます。

怪我をするとその部位は炎症が起こります。

そして、痛みを感じる侵害受容器という器官を刺激する為に、痛みを起こす物質をつくります。

その物質が痛みを感じさせ、SOSを発するのです。

神経障害による痛み

神経の障害により痛みを感じるケースもあります。

筋肉の拘縮により神経を圧迫してしまう場合や、坐骨神経痛などにより神経を圧迫している場合に痛みを感じますを

それらを神経障害疼痛といいます。

一つの判断基準としては、傷や炎症などが確認できないのに痛みがある場合には、神経障害疼痛を疑うことができます。

心理的要因による痛み

炎症、神経による痛みとは別に、心理的要因による痛みもあります。

股関節の痛みの原因とは直接関係はありませんが、心理的要因による痛みもあるということを認識しておきましょう。

これは、不安や社会生活で受けるストレスなどにより起こる痛みです。

傷や炎症などは見えません。

どのような場面で股関節が痛むのか

股関節の痛みは、色々な場面で感じることがあります。

ここでは、日常生活やスポーツにおいて、どの場面で痛むのかを確認していきましょう。

寝ている体勢から起き上がるとき

股関節に何らかの痛みを抱えてる方は、寝ている体勢から起き上がるときに痛みを感じやすいです。

また、座っている体勢から起き上がるときも同様です。

起き上がる際に、股関節は大きな力を必要とします。

股関節に痛みを抱えている方は、寝ている体勢や座っている体勢から起き上がる際には、急に動かず、ゆっくりと動くようにしましょう。

ランニング動作

ランニング動作は、股関節に大きな衝撃が加わります。

特に、浮かせている脚を着地した際に痛みが出る可能性があります。

また、脚を前に振り上げる際にも痛みが出る可能性があります。

スポーツ動作

特に、サッカーやラグビーなどのキック動作、バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ動作で痛みが出る可能性があります。

日常生活と比べて、スポーツではとても大きな力が必要になります。

仮に股関節に痛みを抱えている方が、スポーツ動作で痛みが出ていないからといって、決して安心はできません。

スポーツ中にはアドレナリンという、脳を興奮状態にするホルモンが分泌される為、痛みを感じにくくなります。

そのスポーツが終わった後に急激に痛みが出る可能性があるので、注意が必要です。

股関節の病気を抱えているとき

病気によって股関節に痛みを感じる場合があります。

股関節の主な病気は、変形性股関節症、大腿骨頭壊死、坐骨神経痛、リウマチなどですが、常に痛みがあるものや、動いたときだけ痛むものなど様々です。

病気の疑いがある場合には、必ず病院に行って医師の診察を受けるようにしましょう。

まとめ

股関節の痛みの原因は人それぞれですが、共通して言えることは、できるだけ早い対処が必要ということです。

痛みを放置してしまっていると、どんどん悪化してしまうので、少しでも痛みを感じたら早く対処するように心がけましょう。

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