あなたの股関節の痛みの症状どれ?
股関節の痛みには、様々な種類があります。
それぞれ、どのような怪我をしたらどのような症状が出るのかということについて、ご紹介していきたいと思います。
股関節の痛みが出たら、どのような症状か確認し、なるべく早く対処をするように心がけましょう。
股関節の怪我の種類
股関節には怪我の種類が多数あります。
また、怪我の種類ごとに症状はそれぞれ異なります。
まずは、怪我ごとにどのような症状があるかについて、ご紹介していきます。
変形性股関節症
主に股関節の痛みと、動きの制限が変形性股関節症の症状です。
重症度により痛みの度合いが異なりますが、軽度のものだと立つ動作や歩く動作の際に痛みが出る可能性があります。
重度のものだと、常に痛みを感じるようになってしまいます。
変形性股関節は、股関節周辺の怪我の中でとても多いものです。
突発性大腿骨頭壊死症
大腿骨頭壊死症の主な症状は、なんの前触れもなく股関節に痛みが発生します。
股関節の痛みの度合いは、脚を引きずらないと歩けないくらいの痛みで、そのような症状を感じたら、大腿骨頭壊死症の疑いがあります。
大腿骨頚部骨折
交通事故や転倒が原因で、大腿骨頚という脚の骨の上部のくぼみの箇所を骨折してしまう場合があります。
症状はとても大きな痛みがあり、もちろん股関節を動かそうとすると激痛が走ります。
交通事故や転倒など、一度に大きな衝撃が股関節に加わってしまった場合に、大腿骨頚部骨折を疑うべきです。
骨盤骨折
大腿骨頚部骨折と同じように、大きな痛みを感じます。
また、股関節を動かそうとすると激痛が走るのも同様です。
交通事故や転倒など、大きな衝撃が股関節に加わったときに受傷します。
鼠径部痛症候群
他の股関節の怪我とは違い、股関節から下腹部のあたりにかけて痛みを感じます。
キック動作やランニングなど、股関節を繰り返し使う動作が原因となります。
股関節を動かしたときだけでなく、押したときにも痛みを感じる場合があります。
関連記事:症状別にみる、股関節の痛みの原因と問題
股関節の痛みが出たら…
もし股関節の痛みが出てしまったら、まずはご自身がどのような症状なのかを確認しましょう。
まず一つ言えることは、痛みがある場合には無理に動かしたりせず、なるべく安静にしておくようにしましょう。
ただ、あまり運動経験のない方は、股関節の痛みに鈍感で、どのような症状かわからないケースがあります。
運動経験のある方のほうが、ご自身の体の感覚をよくわかっており、症状を感じやすい傾向にあります。
少しでも股関節の違和感があったら、自分で判断せず、なるべく医師の診断を受けるように心がけましょう
むた、骨折など緊急な対処を要するのであれば、救急車を呼ぶようにしましょう。
股関節の痛みの原因とは
股関節の痛みの原因は様々です。
特に、先程ご紹介した怪我の種類から原因を考えると、
- 筋力のバランスが悪い
- 加齢によるもの
- 先天的なもの(生まれつき)
- 交通事故や転倒など、大きな衝撃を受けた場合
などが挙げられます。
筋力バランスが悪いことに関しては、普段のトレーニングやストレッチなどで少しでも改善することができます。
トレーニングやストレッチがご自宅で一人でできない場合には、フィットネスクラブに行ったり、パーソナルトレーニングを受けたりして、なるべく体を動かした上で改善できるようにしましょう。
まとめ
股関節の痛みは症状別に分けると多数の種類があります。
ここで挙げたのは、あくまでも一般的に多いものですが、この記事に当てはまらないものもあります。
まずは、ご自身がどのような症状なのかを確認し、できるだけ早く対処をしましょう。