股関節の痛みや違和感に効果のあるツボ4選
「股関節に違和感があるけど、どう対処したらいいかわからない。」
そのような悩みを抱えている人は、意外と多いようです。
運動療法、ストレッチ、マッサージなど、色々な改善方法がありますが、ここでは、股関節のツボに関してご紹介していきます。
股関節のツボを覚えて、様々な方法で股関節の痛みへアプローチできるようにしましょう。
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そもそも、ツボとは何か
ツボは、東洋医学の考え方に基づき行われています。
「気」が臓器を含めた全身に巡っているという考えで、その巡っている道筋を「経絡」、神経が集まっているポイントを「経穴」と呼びます。
この「経穴」がツボにあたり、押すことで主に自律神経に働きかけることができます。
その他にも、内臓の働きを活性化したり、血流を良くするなど、様々な効果があります。
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股関節のツボ
先程ご紹介した、気が巡っている道筋である経絡は、部位によって様々な名称があります。
股関節に痛みや違和感がある方は、胆経という経絡が関係しています。
その他、股関節周辺に影響がある経絡は、膀胱経、肝経、腎経などがあります。
胆経は、体の側面の動きに関係しています。
また、体の冷えに弱い為、股関節に関係するお腹や腰回りを冷やさないように注意が必要です。
ツボの押し方
股関節に関わるツボを見ていく前に、ツボの押し方をご紹介します。
まず、押す強さですが、痛気持ちいいと感じるくらいでやってみましょう。
呼吸も意識できるとさらに良いです。
押すときに息を吐き、離すときに息を吸います。
そして、なるべく押す部位と垂直にし、力を入れすぎないように注意しましょう。
押す方向は、体幹から末端です。
脚全体を推していく場合には、股関節のあたりから足先へと進めていきましょう。
◼ポイント
- 痛気持ちいいくらいで押す
- 呼吸は、押すときに吐き、離すときに息を吸う
- 押す部位と手は垂直に
- 方向は体幹から末端へ
ご自身で行う場合には、上記のポイントを意識してみましょう。
回数としては、2〜3回くらいはやりたいところですが、時間がないときには1回でもやれば効果を感じられると思います。
股関節のツボ
ここでは、股関節に関わる4つのツボについてご紹介します。
全て股関節に効果のあるツボですが、それぞれ少しずう効果が違うので、1つずつ試してみると良いと思います。
ひとつひとつ確認していきましょう。
環跳(かんちょう)
環跳は、お尻の筋肉に力を入れてできるくぼみの、外側付近にあります。
お尻の周辺に突っ張るような違和感があるときには、ここを刺激しましょう。
ここは自分では押しにくい場所なので、テニスボールやゴルフボールなどを床に置き、その上に仰向けになってボールが環跳に当たるようにしましょう。
居髎(きょりょう)
骨盤の両端の、前面の出っ張りである、「上前腸骨棘」と、大腿骨上部の外側の出っ張りである、「大転子」の中間あたりにあります。
股関節周辺の痛みや坐骨神経痛に効果があります。
環跳のようにボールを当てても良いですし、自分の手で直接押してみても問題ありません。
風市(ふうし)
腕を真っ直ぐに下ろして立ったときの、中指の先端が当たる場所にあります。
下半身がだるいときや、股関節、腰回りに効果があります。
居髎と同じように、ボールを当てるか、自分の手で押してみましょう。
陽陵泉(ようりょうせん)
足のくるぶし側で、膝の真横から少し下がったところに、腓骨小頭という骨の出っ張った部分があります。
そのすぐ前に陽陵泉があります。
股関節痛や腰痛だけでなく、胃腸を整える効果もあるとも言われています。
自分の手で押してみましょう。
まとめ
股関節のツボについて、ご紹介してきました。
股関節の痛みがあった場合に、ストレッチやマッサージなど様々なアプローチ方法がありますが、ツボへのアプローチもあるということを頭に入れておきましょう。
また、股関節の痛みや違和感があった場合に、ご紹介した4つのツボを試してみましょう。
今回は自分でもできるツボへのアプローチですが、整体院へ行って、整体師の方にやってもらうのも良いと思います。
股関節へのアプローチの一つとして、ツボを覚えておきましょう。
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