「最近肩がこって……」その原因は肩ではなく、骨盤にあり?肩こり効く2つの骨盤矯正法
肩こりは、多くの社会人の方が抱えている悩みかと思います。できることであれば、肩こりのない生活を送りたいですよね。
この記事は、骨盤と肩こりの関係性を詳しくご説明しながら、肩こりを直していく方法をご紹介していきます。
「最近肩がこって……」肩こりと骨盤の意外な関係
肩こりは日本人の国民病の1つと言っても過言ではありません。
どちらかと言えば、男性に多いように思われる肩こりですが、実際にアンケート結果を調べると、20代女性にも多いことが判明しました。
インターネット調査・ネットリサーチを行う会社「マイボイスコム」のアンケートによると、肩こりや腰痛を感じる人はアンケートに答えた人の8割強にも及ぶんだとか。
しかも、アンケート結果を良く読んでみると、肩こりや腰痛を感じる人は女性の方が多く、20代以上の女性では「慢性的に、肩こり・腰痛がある」がアンケート回答者の4割を占めるんだそうです。
このように、多くの人が悩んでいる肩こり。
実はこの肩こりと骨盤の歪みは、密接なつながりがあるってご存知でしたか?
なぜ? 肩こりが骨盤の歪みを引き起こすワケ
人間の身体は、すべて骨でつながっていますが、肩と骨盤は背骨でつながっているとは言え、かなり距離があるように思えます。
骨盤が歪んで背骨に影響がでるのは、なんとなくわかりますが、肩まで歪む……というのは、ちょっと想像し辛いですよね?
確かに骨だけを見ると、肩と骨盤の歪みは関係がないように見えますが、骨盤が歪むと骨盤とジョイントされている背骨も歪んでしまいます。本来ならばキレイなS字を描いている背骨のカーブが歪むと背骨についている筋肉に影響が出ます。
背骨が歪み、背骨についている筋肉のバランスが崩れてしまうと、背骨の関節の動きに関する筋肉がつねに緊張するようになり、背中の筋肉の柔軟性が失われ、背中の筋肉が硬くなってしまいます。
背中の筋肉が硬くなると、身体の柔軟性がなくなり、頭を支える首の筋肉や腕の動きに関わる肩甲骨周り・胸部にも悪影響を与え、これらの筋肉も硬くなってしまいます。
背中、肩甲骨周り・胸部の筋肉が硬くなる――ということは、筋肉の中を流れる血管が狭くなるということでもあり、その部分だけ血行が悪くなります。
血行が悪くなると、川の流れが遅くなるとキレイだった水が淀むように、血液の中にも老廃物が増え、肩のこりを引き起こす原因である「尿酸」が溜まりやすくなります。
そして、尿酸や他の老廃物が増え、肩がつねに緊張し続けた結果、肩の血流がわるくなり、結果的に肩がこりやすくなってしまうのです。
骨盤が歪む
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背骨も歪む
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背中周りの筋肉バランスが崩れる
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首の筋肉・肩甲骨周り・胸部の筋肉バランスが崩れる
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常に背中・筋肉・肩甲骨周り・胸部の筋肉が硬くなる
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肩周りの筋肉に柔軟性がなくなる
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肩周りの血液の流れが悪くなる
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肩周りに尿酸・老廃物がたまる
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肩周辺の血流が悪くなる
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肩こりになる
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